
今日はれいこが3度の飯より楽しみにしているソフトバレーの練習日。いそいそと準備して出発しようとしたらなにやらゴソッと音が。ライトで照らすといたいた。甲羅の大きさは優に5センチを越えている、オカガニさんです。
お母さんたちが夏の大潮のときにみんなで海へ行って抱卵するのは有名な話ですね。
今夜のカニさんは特に卵を抱えている様子はなく、なぜかこのとても歩きにくい穴だらけパレットの上で苦労してました。ジャッキーもこのパレットには絶対乗らないのに。
普段このカニさんたちは陸上で生活しています。ま、だから「陸がに」っていうんですけどね。なぜかうちの周りにたまにいるんです。近くに川もないし、海もちょっとカニさんの足では遠い部類でしょうし。なんか住みやすい理由があるのかな。
お母さんによって放たれた卵たちは海を漂いながら孵化し、成長します。その途中にちっちゃなちっちゃな幼生になった時に実はやっかいなことがあります。
みなさんが水着で海水浴している最中に、クラゲではないけどなんかチクチクってする時がありますよね。このちっちゃなカニの幼生の仕業の時もあるんですよ。ちっちゃいので刺されても何に刺されたのか分からないんですよ。だから、海で泳ぐ時にはなんか着ましょうね。
そんな子供時代を過ごしてから海岸に戻ってくるのです。
そして道路を横断するとき、残念ながら車にひかれてしまうこともよくあります。
でも自然界でもカニは美味なんでしょうか。夜ひかれたカニさんは明るくなるころにはすっかり無くなってます。
轢かれてしまったカニさんがいつまでも道に落ちている事は全くないんです。
ずっと前には、すっかり満潮になって根本が水没している1本のマングローブの枝の上で立ち往生しているオカガニさんにあったこともあります。
ちょっとドジだったりする、なんか愉快な仲間です。
オリオン石垣島エコツアーサービス
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