
毎年2月~3月行われるカンムリワシ調査が今年も終了しました。
それぞれのルートで例年とあまり変わらない数が確認できました。
でも「いつもここにいたけど最近見ないなぁ」とか「幼鳥の確認が少なかったな」とかいろいろ心配な点もあります。


カンムリワシは1年に1回の繁殖で、卵は1つ。
主な獲物は両生爬虫類、あとモグラやネズミもいきます。
えさの獲り方ものんびりしていて、他のタカ類と違って直接空中から獲物をつかまず、獲物の直近に降りてから足でつかむ・・という方法のようです。
ということで、モグラやネズミも食べますがなかなか捕まえることは難しいかも。
で、道路で死んでいるなにかをついばんでいる姿も見かけます。
さらに最近増え続けているクジャクもまた、獲物が競合するので大きな脅威です。
体のサイズもクジャクはカンムリワシの3倍ぐらい大きいかも。
うちのジャッキーが見かけても見なかったふりをするぐらいな大きさです。
そのクジャクの増加のほかにも交通量が増えたり、畑や水田が減ったり、森林が伐採されたりとカンムリワシにとってつらい現実が迫っています。
人間の好みでの見かけもサシバやハヤブサよりもなんだかぽっちゃりずんぐりしていて精悍さにかけるけれど、島にとってかけがえのない宝です。
見かけたら驚かさないようにそ~っと観察してみてくださいね。
オリオン石垣島エコツアーサービス
スポンサーサイト